仙台で、今回あつめられた絵本を手渡してくださってる方からの
うれしいメールが届きました。
一部載せますね。
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宮城野区の避難所の一つ。
『高砂市民センター』に行ってきました。
中には、コミックが多くありました。
小型ダンボール2個分の『絵本と児童書』を用意すると、
早速、小学校3年生くらいの男の子が
『ボクこれにする!』と児童書を手にしていきました。
同学年の女の子は、手にいっぱい本を持って全部読む!と言ってました。
2階に幼児がいるといのことで、リュック分を持っていくと
幼児は、保護者の側から離れないで
限られたスペースに留まっていました。
絵本を持ってきたことを伝え、
面白いのいっぱいあるよ。好きなのあるかな?とドンドン出すと・・・
わ〜これ、好きな本だ!
お家にあったよね!もうなくなっちゃったけどね・・・
あ!しろくまちゃんのホットケーキだ!
これ!好きなの。児童館にあったね。もう、ダメになったかな?
電車ある?
仮面ライダーは?
子どもたちは、どれから読むのか選ぶのに夢中。
お母さんたちも、今まで『絵本』がなかったから・・・
こういうのがいいわ〜と表紙を見るのも楽しいわ!と言ってました。
久々に見る『絵本』に和んでいる様子でした。
家も、車も津波で流されたそうです。
避難所にいた大騒ぎの小学生の男の子。
おとなしい園児とカルタをしようか?と遊んであげるお兄さんたち。
誰かの側にいたい女の子。
保護者から離れようとしない子どもたち。
避難所生活の現実。
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突然訪れた、厳しい現実の生活。
おとなも、子どもも恐ろしい経験に
悲しみおびえて、呆然とする日々だと思います。
心が痛みます。
そんな中で、ほんのひとときでも安らぎや、笑顔が
届けられた絵本によって生まれれば
こんなうれしい事はありません。
絵本を届けてくださってるみなさん、本当にありがとうございます。
そして、その本を手渡してくださってる
現地のボランティアの皆さんに心から感謝しています。
さて、こちらにも本が届き始めました!
大切に読まれていた本は、どうしてこんなに温かいんでしょう?
手に取るとわかる。
お一人お一人の気持ちが込められてるからね。
みなさん、どうぞよろしくお願い致します。