それぞれの場所で

 うちで働いてくれているMちゃんの息子さんは、
この3月1日に高校を卒業して、自衛隊になったんだって。
4日前に聞いた。

それで、地震の日宮城県の「多賀城」にいて、そこももちろん
随分と被害があった場所。

その息子のU君から、
「じいちゃん、ばあちゃんは大丈夫か?!」って
地震直後に電話が来た。
お母さんであるMちゃんは、
「こっちは大丈夫、お前は大丈夫か?」って聞いたら
「大丈夫、心配すんな!」って
そして、すぐ気仙沼に派遣されて行ったんですって。

自衛隊員になって、数週間のU君は気仙沼で頑張って
給油や給水を手伝い、炊き出しをしているそうです。

大きな目のかわいいU君、ちょっと会わないうちに
そんな素敵な青年になっていたなんて。

Mちゃんも、すごく心配でしょうに、笑顔で
「大丈夫だって言ってたからきっと大丈夫!」と
「一番うれしかったのは、開口一番にじいちゃん、ばあちゃんの事を
心配してくれた事なんだ、ほんと、よかった」って言ってた。

全国にU君とおなじように、自衛官になってすぐに被災地で
頑張ってる人がたくさんいて、同じ数だけ心配しながらも
送り出してるお母さんがいるんだな〜〜と
じ〜んとなってしまいました。


みんな、それぞれの場所で、日本中の人ががんばっているんだものね。

さあ、わたしもぼんやりしないで、出来る事からやっていこう!