ユマニチュード

マミさんが風邪で寝込んで、3週間目

 

ずっとベット上で1日過ごして、ご飯も全介助だったんだけど、

熱も下がったし、足の痛みも軽減したし、

そろそろ車椅子に乗って、ご飯を食べてもらおうかな・・と

思っていた矢先!!

 

突然、自分の名前が分からなくなり、

ここがどこだか分からなくなり

不安な顔から、無表情に!!

 

え〜〜!!なんで、どうして!?

 

介護5ではあるけど、84歳という年齢なりの物忘れはあるけど

それなりに、わかっていて、はっきりしていたし

笑顔で歌もうたっていたのに〜〜!!!

 

目が合わなくなり、目の焦点もあってないし!!

自分がだれだかも「わかならい」なんて!!

 

うちは、ヘルパーさんが三人体制で日中見てくれているのですが

なんと、マミさんが熱をだしたその数日後、

お一人のヘルパーさんが、自宅で転んで骨折してしまい、

その方のことも心配だし、マミさんに手がかかるのに

ヘルパーさんの日程調節も、大変なことに!!

 

でもね、うちに来てくれているヘルパーさん、本当に

優しくて、気がついて、ちゃんと「プロ」の仕事をしてくださる方々で

助かりました!!

 

マミさんに、一生懸命「話しかけ」「目を合わせる」ように接し、

好きな音楽をかけたり、身体を起こし、なんとか車椅子で1日3回食事もさせて・・

ヘルパーさんと私と、3人で協力し、交代し、がんばりました。

 

そうしたら、1週間後!

またまた突然に、目が合うようになって、

一人で箸でご飯を食べだし、

にっこりして、

なんとか「元に」もどりました〜〜〜〜!!完璧じゃないけどね。

 

そして、マミさんの好きな曲のはいったCDを買いに行った先で・・

目に留まったのがこの本

 

以前にテレビで特集を見たので、知りたいと思っていた

介護の考え方やり方「ユマニチュード」の本!

 

そういう時、目にとまるもんだよね。

 

とってもわかりやすく、介護をする人と、される人の為に

書かれた本です。

 

読んで、「あ、間違ってなかった」「これで良かったんだ」って

思えたし、

うちのヘルパーさんは「ユマニチュード」ということを

ご存知なかったけど、この本に書いてある通りに

接してくれていて、感激でした。

 

ユマニチュードは、決して特別なことではなく

難しくもないと思います。

 

そして、介護を家族だけで抱えることなく

上手に、医療や自治体、訪問介護などの「周囲」に頼ることを

勧めています。

全く同感です。

 

乳児に接する時

普通に誰かと接する時と

 

認知症の人に接するのも、全く同じなんです

 

そういうことが、わかれば

お互いの不安や混乱は、ずいぶん抑えられるだと思う。

 

この本を手にとって、よかった!

 

マミさんのことで、バタバタし、少し安心したら

今度は実家の母の「物忘れがひどい」と妹から連絡が・・

 

う〜ん、次々と・・

でも、仕方ないですよね、友人たちも、今こんな感じな人が

多いんです。そういう年代なんでしょうね。

 

頑張りすぎずに、頑張ります。

 

「家族のためのユマニチュード」誠文堂新光社

   1600+税

 

お勧めします。

 

ほんの帯の後ろには

「見る」「話す」「触れる」「立つ」

4つの柱で優しさが伝わる

フランス生まれのケア技法

 

これは、魔法ではなく、誰もが習得可能な技術です。

 

と書かれています。