遊びのスキル

先日の絵本仕分けが終わった後、手伝ってくれたR子さんが
「今、面白いゲームないですか?」と。
私、小学校の「読み語り」の時、年に1、2回小学生に
ボードやカードゲームをするワークショップを時々しているので
今度1年生になる娘さんにあうゲームを聞かれたの

たまたま、震災前に買った新しいゲームがあったので
娘さん(ここちゃん)と3人で始めました。

最初は、簡単な神経衰弱のゲーム。

ベアーメモリー
ここちゃんには、簡単過ぎだけどカードの絵が可愛い!可愛い!を
連発。なんたって、カードのベアーがいろんな種類なだけでなく
クッキーや、グミになってたり、赤ちゃんベアーやパンダまで。

きゃーきゃーと楽しめました。
でも、まあ、簡単だったので
もうひとつ。

遊んだのは、「バリケード」っていうすごろく。

この、すごろくの白いコマが「バリケード」になっていて、
飛び越して行く事が出来ないの。
一番上の、ゴールまで自分のコマどれでも一つ、先に進めた人が勝ち!
なんだけど、バリケードを超えて行くには
さいころでぴったりの数字をださないと、
そのマスに止まれない。
でも、ぴったりの数をだして、バリケードを取ってそこに止まったら
取り除いた白いコマを自分のすきなマスに移動させる事が出来る。
つまり、他の人の進行を邪魔出来る!いじわるすごろくなんですよ。
詳しいやり方に興味のある人は、百町森のゲームコーナー
見てね。

これ、すごいロングセラーなんだって。

で、買った時試しに遊んでみようと、
長男、次男、旦那、に「ちょっと、遊んでよー」と頼んで開始したら・・


全員、ゲーム好きの意地悪な大人なので(笑)
も〜〜、ゲームが終わらない、終わらない!
(試しに、やってみてください!)
楽しかったけど、なかなか終わらず
数あるゲームの中で、このメンバーでは今のところリピートなし(涙)
って感じでした。


で、ここちゃんとお母さんとわたしで始めたら!
楽しかった!

だって、ここちゃんたらお母さんが白いコマを取って
どこに移動させようかな?って考えてると
「だめだめ、私のとこに置いちゃ、だめ」って言うのね。

で、内心(ゲームが成立しないかな?)って思ってたんだけど
私が、知らんふりして、ここちゃんのコマの前に置いたら
だまってたの。

あ、気付かなかったかな?って思ったら・・・

次に、自分がバリケードを取って移動させる時
にやりと笑って、だまって私のコマの前に!

な〜んだ、分かってたんじゃん!
しかも、お母さんが白いコマを移動させるときは
「私の前じゃなくて、アヅマさんのとこ!」って叫んでるし。(笑)

結局、ここちゃんが勝って終了。


お母さんは、「ちゃんとゲームのやりかた分かってやっていたんでびっくりした」って
言ってた。

子どもだけで、やったらどうなるか?
見てみたいものです。

さて、このゲームとっても面白い。
でも、買ってもらえないと遊べない。


で、思い出したのがこれ。

12年前に娘(たぶん4才かな?)が作ったすごろく。

私が作ったすごろくをまねして、長男が作って
それをまねして次男が作って、それをまねして娘が作ったもの。

で、それで遊んでいるところ

お兄ちゃん達が、つきあってやってあげてる。


すごろくが、紙からはみ出ているところに、娘らしさを感じるよ。

紙と、書くものがあれば、こんな事もできちゃうんだよね。


今回、停電になって「遊べない」子いっぱいいたんじゃないかな。

折り紙もって、避難所に行って感じたのは
折り紙で遊ぶ機会、なかなかないのが現実。
実際、大人だって「つる」と「やっこさん」折れればすごい!って感じでしょ?


折り紙は、折ってもらうんじゃなくて
自分で折るのが楽しいんだよね。

一枚の紙が、立体になったり動かして遊べるものになったりするのが
不思議というか、魔法みたい。


紙があったら、絵を書いたり、ゲームしたり、
紙飛行機つくって飛ばしっこしたり、


1組のトランプがあったら
大勢で神経衰弱したり、ババ抜き、うすのろまぬけをしたり・・

そういうあそびのスキルを上げなくては!と
今回の地震で、つよく思いました。

子どもが「知らない」のは
大人が教えてないからなんだものね。

あ、でも
ドイツのゲームはすごいよ!本当におもしろい。
それは、それであった方がいいものだと思う。
手に取る機会があったら、是非やってみてください。
家族でゲーム、はまります。