映画「いただきます」

大雪の中、見に行きました!

新庄市で、映画「いただきます」

友人が実行委員会をつくって

上映してくれました〜。

すごいパワーだ!ありがとう〜〜

 

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2時からの回にいったけど、家を出た時は・・

猛吹雪で、行き着けるか??と心配に。

 

吹雪は止んだけど・・すごい積雪!

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新庄市内がこんなになっているの、初めてみたわ〜。

 

さて、映画は・・

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とってもよかったよ〜〜。

福岡県の高取保育園のドキュメンタリー

 

まだ、「アトピー」なんて言葉を誰も知らなかった頃から

こどものアレルギーと向かい合い、

その答えを「伝統和食」に見出し、実践している保育園です。

 

もう一つの園は、神奈川の「麦っ子保育園」

姉妹園でもないのに、こんなに離れた場所で、

同じように「食」を大切にし、こどもを大切に育てている園の記録です。

 

こどもたちの食べている

玄米ご飯、納豆、じゃこ、菜っ葉、ひじきそして「味噌汁」

その、美味しそうなこと!!

 

あ〜〜、こんなご飯、毎日食べたいよね〜っ

赤ちゃんも同じメニューの離乳食。

 

そのこどもたちのたべっぷり!気持ちいくらい。

美味しかったら食べるんだよね、

「空腹が最大の調味料」ですって!!

 

たべたもので体が作られ、

たべたもので、気力が作られ、

たべたもので、心が作られる・・

 

時折涙ぐみながら見ていました。

 

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映画の中で、「大空小学校」初代校長の「木村泰子」先生がコメントしています。

 

それは、ぐっとくるすばらしいお話。

 

この映画の見方を示していると思った。

 

高取保育園には、日々多くの視察の方がくるそうです。

この廃棄食が問題になっている今、今保育園では「残飯」が出ません。

 

木村先生は、「のこさない」ことが目的ではなく

それは、日々の保育のありかた積みかさね、

工夫の結果であって、給食をのこさない保育をしているわけではない。と。

 

大空小学校も、不登校0、それは目的ではなく結果だと。

 

これ、すっごくわかる!

行政や、「長」のつく方々の、見方、考え方を

的確におっしゃていると思う。

本来の教育の目的が逆転しちゃうこと。結果だけしか見てない・・困るよね。

 

そして、ご自身は、「見終わって、しまった」と思って

にぼしと、無添加の味噌を買ってきて味噌汁を作った・・と。

 

それだ!と思った。

 

こういう映画をみて「すごい!」「うちでも」と思うけど

何もしないうちに「味噌作りなんて無理」「毎日なんてできない」

「うちの保育園では無理」と思ってしまうことって、多い気がする。

 

でも、小さなことでも、できることからやってみたほうがいいと思う。

 

高取保育園児は、全部で200名

一ヶ月間の使う味噌は100キロ

その全てを、年長児がつくります。

 

でね、「味噌作りはイベントではありません」っていうのが

すごくうなずけました。

生活に必要な、大事な味噌。

味噌がなくちゃ、始まらない。

イベントじゃないんだよ・・

 

私自身の食生活を振り返り・・・

頑張ってきた面もあるけど、続けられなかったり

途中くじけたり、今更だったり・・

反省することしきり、ではありましたが

0ではなかったはず。

そして、子どもたちはみんな成人になったけど

これからだって伝えることはできる、はず。

一人暮らしになって、崩れてしまったこともあるけど

どこかでまた思い出してくれると信じるしかない。

 

いい映画でした。大雪の中たくさんの人が来ていたよ。

実行委員会のみなさん、ありがとうございました!

 

あ、3月18日〜23日まで、山形フォーラムで上映されるそうです。

見逃した方、ぜひ。