おつきゆきえさんin小学校

なんと!なんと!

おつきゆきえさんの「宮澤賢治朗読会」
小学校で開催されました〜!

すごいことでしょ??

昨年の6月「山形のひなた蔵」で
おこなわれた「おつきゆきさんの会」に
来てくださった校長先生が、大変感動して
今回、卒業を迎える6年生に
おつきさんをお招きして「朗読会」をプレゼントしてくれたんです。


そして、いつも読み聞かせに行ってる私たちと
6年生の保護者も希望者は参加させていただきました。
ありがとうございます。

さて、朗読会では

はじめは「やまなし」でした。

国語でも習った「やまなし」ですが、

しーんと静まり
全員が、おつきさんの繊細な美しい声に耳をすませていました。


身動き一つしないで・・


その場にいただれもが、水中の中にいっしょに住み
緩やかな水の中に、とっぷりとつかって身を任せ
カニたちの様子を、会話を楽しみました。
ほ〜〜っとため息がでそうです。

読み終わり、拍手が起き

おつきさんが「やまなし」の解説をしてくださいました。

6年生はみんな「うん」「うん」と首を振りながら
しっかり聞いています。


2冊目は・・・

「今の皆さんに、ピッタリくるお話です」とはじまったのは
「どんぐりと山猫」です。


始まってすぐ、さっきまで繊細な声を出して朗読していた
おつきさんの

え?同じ人??と思うような(笑)

山猫から来た「ハガキ」の読みかた!!(笑)
山猫そのもの!(山猫に会ったことないけど、そう思う!!)

(聞いたことある人は、よ〜っくわかりますよね)


もう、それだけで「おかしくて」こどもたちは
さっきの緊張はどこへやら
笑いをこらえるのに必死。


(いや、本当に声を出して笑っていいんだけどね、
緊張して、笑っていいのか迷ったみたい・・場数が必要ですね・・)


しかし、本当にさっきまでの静けさはどこはやら
今度は、川の底にいた全員が一郎と一緒に山の中に!!!


山の中で繰り広げられる、数々のおかしな様子一つ一つ、
まるで、一緒にその場で体験しているようでした。

最後に、一郎にはそれからもう二度と山猫拝というハガキは来ませんでした。

と終了。

その言葉に、どんな意味があったか。

今の君たちにピッタリと言った意味を、教えてくれました。

情けないことに私も、そう聞いて「そうだったのか」と思いました。
自分は、どうな風だったのかな・・って。

素晴らしい「朗読会」はあっという間の時間でした。

そのあと、おつきさんへの質問をしました。

さっと、何人もの子が手を挙げたのでびっくり。
(大人の会での質問って・・・ときどき的外れなことがあるんですが・・)

最初の子が

「おつきさんは、いつ、どんな場所で「宮澤賢治」さんの作品にであったのですか?」
「また、どうして朗読家になろうとおもったのですか?」ですって〜〜

すごい、まっすぐにいい質問だ!

おつきさんからの答えは、
本当にわかりやすく、すばらしく・・

子ども達に接するおつきさんの、誠実さ、正直でまっすぐで
媚びてなくて、受けようとしてなくて、バカになんてもちろんしていなくて

すごいな・・これが、本当の大人なんだ、と思いました。

子どもたちの心に、まっすぐに届いたに違いありません。

朗読だけでなく、この機会があり、子ども達の成長している様子を見て
いつもとまた違った感激がありました。

プロ朗読家の素晴らしさを存分に味あわせていただけました。

本当にいい会に参加させていただけて、幸せでした。
ありがとうございました。


ちなみに、山形市での「おつきゆきえさんの会」

6月5日(日)山形市七日町「ひなた蔵」で行いますよ。
残念ながら「大人のための会」ですが・・・

よろしくお願い致します。