読み語り 2年生

久しぶりに2年生の読み語りに行ってきました〜。

持って行った数冊の本から、
「どれから読む?」と聞いて決める事もあります。

今日は、聞いてみたら・・・
1冊目は

「だいこんどのむかし」

渡辺せつ子 ぶん 二俣英五郎 え

ほるぷ出版

この昔話、なんと「東北に残った大阪の昔」なんですよ。
調べたら、山形の上山に伝わったとか。

ある年村では青物飢饉となり、村人達が困っていたら
1つだけ芽を出した、大根!

村中で大切に育てたら、おがおが大きくなって・・・


みんなで抜いて食べようとしたら、
そこに冬の知らせの雷が!

「ゆきおろしさまだ」と村人たちが大慌てで雪支度をしようとしたら
なんとこの大大根が

めくめく泣き出してみんなびっくり。


「ゆきおろしさま」と「だいこんおろしさま」を間違えて
泣き出した。
そんな大根食ってなはらないと
村人達は、食べるのをやめて大事にそだてたんだと。

すると、大根はどんどん大きくなっておかげで
村は、夏の暑さも防いでもらい、冬の雪や風もしのげて
らくらく暮らせる様になったんだ。

でもね、「なれてしまえば当たり前」・・・
さてさて、村人はどうしたでしょうか??


子どもは、結末を聞いて
「あ〜あ」「だめだよね〜」と大根に同情していましたよ。
あ、ちゃんと大根が聞き違えたところで
笑った子は半分くらいかな?

なんだか、一度聞いたら忘れられない、そんなお話です。


2冊目は

 あれこれたまご

とりやま みゆき 文  中の 滋 絵

かがくのとも

これは、卵がいろいろな料理に変身するお話し。

美味しそうだし、みんな何になるのかわくわく。
ちゃんと推理して聞いてました。

で、美味しいとか、作った事あるとか、作れるとかわいわいと。

しかし、本当に卵っていろいろに変身するんですね〜〜。

3冊目は


モーリス・センダック さく じんぐう てるお やく
 
冨山房

センダックの絵本って、どうしてこんなに子どもを引きつけるんでしょう?

1982年発行。

なんとも不思議な、真夜中の台所の世界に
すっと入って行ける力。いいよね、そう言う子ども。



今回も、とってもよく聞いてくれました。
ありがとう。