児童図書館研究会 ワークショップ2

さて、二日目は「山口県立図書館」での

村中李衣さんの「読みあいワークショップ」に参加。

村中さんのお話は、10年くらい前かな?
クレヨンハウスの「夏の学校」で1度聞いたけど
その後、お聞きする機会がなかった。

Hさんと待ち合わせをして、またご一緒させていただいた。

どんなワークショップなのかな〜?
ドキドキ。


ロビーには、たくさんの絵本が並べられてて
これ、何に使うのかな??

さて、久しぶりに村中さんにお会いしましたが
わ〜、全然お変わりない!びっくり。

李衣さんは本当に「あたたかい」人。
言葉の端々までやさしい。
でも、すごく「面白い」人!!(ここがポイント)

ワークショップでは、李衣さんならではのやり方で
「2人組」を作って
(これが、めちゃめちゃ新鮮で面白かった)

その2人で、お互いに李衣さん用意してくれた質問にそって
今、相手がどんな状態か?
何を求めているのか?をリサーチ。考えます。

わかるかな〜?
「赤が好き」って答えて「ああ、赤が好きなんだ」だけじゃなくて
「元気な人なのかな?」「元気を出したくて、今日は赤っていったのかな?」とか考える訳です。
今の相手は何を求めているのか?ここです!!大切なのは



そして、その後、
先ほどの絵本コーナーから、相手に「読んであげたい」絵本を探して
相手に隠して持ってきます。

そして、じゃ〜っとと出し合って
一緒に読んでも、読んであげても、交互に読んでもオッケー。

つまり、「今の相手の事を考えて」本を選ぶんだよー!


私はね、Hさんとペアになれたんだけど
Hさんは司書さんだから、どんな本を選ぶか一瞬緊張しちゃたの。


でね、「そうか、いつも小学校に本読みに行く時は
みんな今日はこんなの聞きたがってるんじゃないかな?」とか
「スキー大会前だから、これがいいかな?」とか
「今日は元気がでるようなのにしよう」とか
読む学年や、季節や、雰囲気で決めてるでしょ?


ああ、そっか、それでいいんだ!ってわかって

Hさんの話しを聞いたので

これに決めました!!
いわしくん


そうしたらね、Hさんは私のために

を選んでくれました。

わたし、つんつく先生好きなんだよ〜
しかも、この新刊知らなかったから、すごく嬉しかった。


Hさんに読んでもらった、とっても可愛い声で
つんつく先生のちょっとちゃっかりした感じもすごく可愛く感じられて
楽しかったです。

私が「いわしくん」を読んだら

Hさんが
「今まで、声出して読んでもらった事なかったから
ああ、こんな面白い本だったのかって思った」って言ってくれて
またまた感激。


そして、素敵なラブレターを書いて終了。
っふっふふ。内容なもちろん内緒です。

そして、この本はね、「子どもの広場」という子どもの本の専門店(老舗ですよ)
が、貸してくれた新品で、
李衣さんが「なにかの縁なので、よかったら購入していってくださいね」って言ったの

だから、2人で「買って行こう!」って購入したんだけど


Hさんが
「これ、せっかくだからプレゼントしようと思って」とわたしに
つんつく先生をくださったんだよー。
もう、感激。なんでそんな素敵な事考えられるの??


もちろん、わたしも「いわしくん」をHさんにプレゼントしました。

本当に素敵なワークショップでした。
Hさん、一緒にできて楽しかったです!ありがと〜〜〜〜〜〜〜!!


ワークショップを終えて、
子どもに本を読むってことは、これが原点だと思いました。

自分の為に誰かが「本」を選んでくれる喜び!
それは、すごいうれいしこと。わくわく、どきどきだよ。
もし、それがあんまり好きじゃないな〜と思っていた本でも
きっと「へー、結構いい話しだね」とか思えるきがする。


反対に本で何かを教えようとしたり
自分が好きだからと無理矢理読んだり、
相手の好みも、状態も考えずに押し付けるのは
かえって迷惑なことなんだ!って改めて
身体で分かったよ。

なんて、素敵なワークショップ。
みなさん、もし体験する機会があったら是非参加してみたらいいと
思います。