気仙沼からのレポート

いつも、このブログで紹介している仙台のSHINKOさんから
気仙沼や、陸前高田へ支援活動にいったレポートを頂きました。
 
SHINKOさんは、子どもとあゆむネットでも縁の下の力持ちのように
がんばっていますが、その他にも「金子さん」と一緒に
個人的に自分たちの足で、支援の必要な保育園などをさがし
その時に、今必要なものを素早く用意して届ける等、ほんとうに素晴らしい
支援活動を1年間続けている人です。



震災から、早1年経とうとしてますが、
現地では早すぎる時間と反比例するような、復興の遅さ・・なのでは
ないでしょうか・・

以下、昨日いただいたメールより。


 今日、石巻、鹿妻保育所さんへお届けの品物が全て揃いました!
14日に金子さんとお届け致します。
早速、鹿妻保育所さんへ連絡したところ、
電話を受けられた先生が、とても喜んでおられました。


気仙沼の松岩保育所さん!
変わらず、入り口前の坂は、ガタガタとしていますし、フェンスも壊れたままでした。
あまり、日当りが良くないのよと所長先生がおっしゃった園庭には、残った雪が溶けかけていました。


かなり、水分のある状態、びしゃ びしゃになるのでもう暫く園庭では遊べなそうです。
レンタカーから荷物を運ぶのを手伝って下さった先生は、
『凄く嬉しい〜』と、先生方喜んで下さいました。


今回も、金子さんの『わらべうた』!
子ども達は、しっかり覚えていてくれました!
『かっぱ』は、大人気です。



お 昼の時間まで、様々な『わらべうた』でたっぷり遊びました。

その後、小さな保育スペースの『つぼみ』さんへ伺ったのですが、丁度、お昼。
時間を改める為に、ランチ後、陸前高田へ。


陸前高田は、とんでもない状況でした。
瓦礫は、かなり片付いていたものの、海からずっとずっと遠くまでガラーンと見渡せます。
どこに逃げたらよかったのか・・・


大きな建物も少なかった場所で、海から遠くに見える3階建ての病院も屋上まで津波を被ったそうです。
町中の人が助かる逃げ場なんて、ずっとずっと遠くです。


使いたくない言葉ですが、壊滅 です。

生活していた場所が消えていました。

アスファルトが折り重なり、海の近くの建物は屋根がめくれ、
メチャクチャです。

瓦礫が山積みになってましたが、体育館らしき建物の屋根よりも高く
積み上がっています。

その近くには、奇跡の一本松。
たった一本。


とても淋しそうです。

悲惨な光景でした。
テレビで見てはいましたが、実際に見ますと悲惨すぎて恐くなります


『にじのライブラリー』

その、小さな図書館は、たくさんの方々の支援で陸前高田の方に愛されているようです。

近くには、民家がないものの、短時間立ち寄った間にも、大人の方が訪れていました。
子どもも来るそうです!

その帰りに、車を止めた場所から出ようと思ったら、
柔らかい土にはまり・・・出れなくなってしまいました。
近くにいたカメラマンさんや通りがかった方々、通りかかったガス会社のトラック。

皆さんに助けて頂いて、仙台に帰ってきました。


皆さんに感謝です。

アスファルト以外のところは、海砂の影響なのか、雪解けだからなのか・・・
とにかく柔らかいのです。

砂利などで固めていないところもあり、
まもなく1年なのに道路がボコボコと穴があいていたりしているところもありました。
報道では分からないことが、目の前に広がりました。

つぼみさん!
春から気仙沼から補助を受けることができるようになったそうです!

これまでは、先生方の自費でアパートを借りて保育スペースを確保していましたので

先生方、喜んでおられました!


今日も、金子さんは気仙沼
今回は、大島の小学生のところです。


瓦礫の写真は、陸前高田です。
雰囲気が伝わりますように・・・

SHINKO

SHINKOさんのがんばりに、本当に頭が下がる思いで
なにか少しでもお手伝いを・・と思っています。

それで、昨年の6月に子ども達の「抱き人形」を送った
「人形プロジェクト2」を計画中です。

今回も、人形の送りさきはSHINKOさんが見つけてくれました!
本当にありがとうございます。

詳しいことが決まりましたら、またお知らせします。

一緒に作ってくださる方、是非ご参加ください。


材料費の一部と、つくるお力をお借りしたいと思います。

予定は、4月中旬に平日コースと、土日コースを考えています。

よろしくお願いします。