小学3年生 読み語り

本日は、久しぶりの小学校の3年生へ!

久々なんだけど、今年度は私は3年生は今日が最後。

う〜ん、何を読もうかな??
ちょっと、「お話」らしい「お話」を読みたいな・・・


で、1冊めは

「はなたれこぞうさま」

 ぶん/川崎 大治  絵/太田大八

 小学校では、「むかしばなし」の絵本をなるべく読むようにしています。

なんせ、スタンダードだと思っている「むかしばなし」が
もう、絶滅寸前!?

って、ずいぶん前から、児童書作家の杉山亮さんも心配されていましたが・・
あちこちで言われていますよね。

で、「はなたれこぞうさま」は知らない子(大人も)多いかも

でも、私は小さい頃多分父親が話してくれて
よく覚えているんだよね・・

新しく購入して、本日初めて読みました。

自分の中で映像化されてた「こぞうさま」より
ちょっときれい(笑)

最初から、興味深く聞いてくれました。よかった。

2冊めは、ちょっと時間オーバーになってもいいか
担任の先生に確認してから・・

「世界でいちばんやかましい音」

ベンジャミン・エルキン 作  松岡享子 訳   太田大八 絵

なんと、本日は2冊とも絵が太田大八さんでした。

このお話は、「語り」のテキスト
「お話のろうそく10」に収録されています。

そのお話に、カットがついた小さめの本ですよ。


世界でいちばんやかましい町「がやがや」のお話です(笑)

出だしから、子どもたちは「え?やかましい??」と
す〜〜とお話の中に入ってきました。

その町の中でも、いちばんやかましいのはギャオギャオ王子さま。

王子様の誕生日に、全世界中の人が力を合わせて
「おたんじょうびおめでとう」と大声で一緒に怒鳴って
王子様の希望の「世界でいちばんやかまいし音」を
プレゼントしよう!ということになりました・・


しかし・・


ある一人の奥さんと旦那さんが、
「私もその音を聞いてみたい!」と言い合い
その瞬間、自分は声を出さずに口だけ開けて
他の人の「声」を聞こう!という相談をしました・・


別に悪気があったわけではなかったのですが・・


その話が、奥さんから、別の奥さんへ
別の奥さんからだんなさんへ


だんなさんから、仕事場の仲間へ


その友達から友達へ・・と
話は広がり・・


さて、誕生日の当日


全世界中の人々は、王子様の誕生日を祝うために
あちらこちらに集まって、大声でお祝いする準備をし
時計の針をみつめ
カウントダウンが・・・


さて!その時が来て・・
いったい、どうなったでしょうか???

という、お話なのですが・・

大変「東京子ども図書館」の「お話のろうそく」に
はいっている、「子ども図書館」らしい「お話」だなとおもいます。


私は、とってもこの話が「読みやすい」です。
人にはぞれぞれ得意なタイプの話があるとおもいますが

わたしは、このタイプの話が好きで、読みやすと再確認。
(本当は、語れるといちばんいいんだとわかっているんですけどね・)

はらはらしながら、子どもたは真剣にきいてくれたし
笑ってくれましたよ。

3年生、とっても「お話し好き」のクラスでした。