児童図書研究会

2月に山口県まで行った
「児童図書研究会」の60周年大会があまりにも良かったので
今年度から、入会した。


山口県の大会には、大勢の会員の方達が全国からいらしていて
こんなにも、真剣に「子どもと本」の事を考えている人たちが
いることに、もうただただびっくりと言う感じでした。


入会して、2度びっくり。
山形県では、2人目なんだって。う〜む。


で、早速会員の手引きなどがが送られてきた。

一緒にね、「こどもの図書館」とう

「喜びの地下水」を求めて
石井桃子児童図書館にのこしたものー
という、冊子が入っていた。


まえがきには(一部抜粋)


石井さんは「図書」の記事「喜びの地下水」(1990年7月号)で岩波の
児童書で育った多くの人の声を聞く事の喜びを述べ、「少年文庫」からにじみ出ているものが、今
日本の社会の地下水の様に流れているんであろう」と結んでいます。


石井さんの業績の中から、児童図書館や子どもの読書に関する著作、記事の紹介が載っています。


わー、本当に、知れば知るほど「石井桃子さん」ってすごい人だったんだ!って
恥ずかしながら今さら、思います。
知らないうちに、自分も随分石井桃子さんの恩恵にあずかっていたんだって思う。

いい冊子、頂きました。

そして、「こどもの図書館」には
こどもの本、この1年という記事があり、早速、紹介されていた本も
買ってしまいました。

大好きな「なぞなぞのすきな女の子」の姉妹本になる
「じゃんけんのすきな女の子」

わ〜〜、なんと40年ぶりかかれた姉妹本ですって!!

なんでもかんでも、じゃんけんで決めなくちゃ気のすまない女の子。

お父さんもお母さんも、つき合いきれない。


さて、ある日女の子はとんでもない相手と
じゃんけんをしなくちゃならなくなって・・・


絶対、子どもたち好きだと思う1冊ですよー。

2冊目は

「にげだした王さま」
3冊めは
「たまたま・たまちゃん」

2冊とも、絵本かと思ったら「読み物」でした。

でも、1、2年生くらいの子が、きっと喜ぶと思う。


漢字の「王」さまは、自分がかこいいといわれいい気になって
「玉」「犬」など点がついてる字をバカにして
反対にみんなに追いかけられてしまいます。

泥だらけになって、しかたなく身体を洗おうと
頭の一をとったら、あれ「土」、縦の棒をはずすと「三」になって・・
と、気付いていきます・・

1年生でならう漢字を使った、楽しい本ですよ。

「たまたま・たまちゃん」
たまたま「うどん屋」に生まれたたまちゃんは
たまたまケーキ屋さんの生まれたプリンちゃんがうらやましくて仕方ない。
そこで、プリンちゃんの提案で、2人は家を交換することに。

交換の条件は「お父さんの新作ケーキの手伝いをする事」

大喜びのたまちゃん!
いざ、ケーキ屋の子になってみると・・・

小さい頃、「ケーキ屋」さんに憧れる女の子は多いでしょ。
そんな子達に、ぴったり!?

最後は「たまたまが、案外大事かもしれへん」っだって、たまちゃんて大人だね。

そして、もう1冊

「こどもに語る  日本の神話」
こぐま社  三浦佑之訳/茨木啓子再話

自分自身も、知っているようで、ちゃんと知らない事が多いのが
「日本の神話」
だめだな〜と思う。

ちゃんと、読もう。

自分のこどもにも抜けてしまった気がする。反省。