東松島市図書館へ、そして女川へ

先週、東松島市図書館」へ行きました。
特別なイベントがあったわけでなく、
今、身近な「図書館」、いい「図書館」とは?と考えていて
できるだけいろいろな図書館に行ってみようと思っていたので。


そうそう、被災地への「本を贈る」活動で
あとから、池上さんを通じてお話しする事ができた
「さくまゆみこ」さんや、先日お会いした「草谷桂子」さんが、
(もちろん、杉山亮さんからも)
東松島市図書館」を通じて、「本を贈る」支援をされていたことや
東松島市図書館」がとてもすばらしい活動をされている事を伺っていたので
車で2時間弱。
思い切って行ってみよ〜〜っと。

入り口の前には、手入れされた花壇


優しい感じの「お話会」のお知らせ。
初めての図書館でも、とっても入りやすい雰囲気です!

中にはいって、図書館の方に
「今、図書館について勉強しているので・・」と話すと
大変親切に、いろいろと教えてくださいました。

震災時、この図書館はぎりぎり「津波」の被害には遭わなかったそうで
その後、近隣の小学校や保育園などに
本を提供したり、支援で送られた本を
仮設住宅に「図書コーナー」を設置し、そこの方が希望される本を
配本したりと、市の中心になって活動されています。

詳しくは、是非HPをご覧ください。

館内には、こんなコーナーが。
きちんと「伝えてゆく」「資料を残す」という図書館のお仕事
されていました。



子どもの本のコーナーで、可愛いもの発見

子どもたちは、この椅子に座って、本を読みたがるんですって!!
わたしも、座りたいよ〜。


そのほか、「親子読書マラソン」とか、「絵本の福袋」(売り物ではありません)とか
本に親しむための企画がたくさん!!

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さすがに、おすすめの図書館だけあります!

資料もいただいて帰ってきました。


で、ここまで来たら2年前に行った石巻」「女川」はどうなっているか?
見て帰ろうと、足を伸ばしました。

ここから「石巻」までは車で15分くらいかな・・

カーナビでいったので、きょろきょろする事もなかなか出来なかったのですが・・
見覚えのある風景に近づき
「石ノ森漫画館」を右手に、橋を渡っていくと・・


橋は、まだあの時と同じで、おおきくうねったままでした・・
河の水面が高く、怖かった。


そのまま、女川へ。


2年前完全に通行止めだった道も、通れる様にはなっていましたが
まだまだ工事中の場所が多く、迂回しながら、女川へ


2年前「金子さん」に連れて行ってもらった
女川第4保育園に行った時、あまりの状態に
言葉がでないとは、この事だ・・と思った場所。

2年前の6月13日は

2013年9月3日

2011年6月


2013年9月


壊れた建物やがれきは、8、9割は片付けられたいたけど・・
「復興」って言葉には大きな疑問が・・・

なにも無くなったまま・・と言う感じだ。

津波が上がってきて、家がみんな流されてしまったこの場所に
まだ、家の土台や、門のあった跡などは残されていた。

口数少なく、帰り道にもどると


津波が通った後の、少し先の場所に
仮設住宅」が立ち並んでいた・・・・

寒さと、暑さと、暮らしの不便さは、大変なものだと思う。


「2020年、東京オリンピック」決定に浮かれている「日本」を
ニュースで見るたびに、
不安や怒りを感じる。

2020年、ここはどうなっているのか?


このまま「仮設住宅」が立ち並んでいたら、
どうしよう?(と、私が思ってもどうにもならないのだけど)

「復興」作業をする「重機」が当時から「足りない」と
被災地は困っていたけど、

「東京」をこれ以上に整備する事で、被災地では
「働き手」も「重機」も足りなくなり、
「資材」も値上げ・・・のなるだろう・・

東北の復興は、まだまだず〜〜ッと先になってしまうのではないだろうか?

まだ、「福島」の問題も深刻で、なにもされていない・・と思うし。

私自身、もっと「きちんと考える」事をしなくてはならないし、
自分の子どもたちにも、教えて行かなくてはいけないと思う。

そして、今自分に出来る事を・・・