読み語り、中学1年生へ

年3回の中学校での「読み語り」

本日が、中学1年生のクラスへおじましました。

今回は、「大石田とんと昔語りの会」の方々とご一緒です。
15分間で、絵本1冊、昔語り1話。

これだと、わたしも「昔語り」を聞くことができて、
とってもうれしい!

まず、私が読んだのは

「うごいちゃだめ!」

ぶん エリカ・シルヴァマン 絵 S,D、シンドラー
やく せな あいこ
 アスラン書房

泳ぐのが得意のあひると、あひるより高くとべうがちょうが
どっちがチャンピオンのなかのチャンピオンか決めるため

うごいたら まけ!」競争を始めました。

すると、ぶんぶんぶんうるさい蜂がきました・・が
どっちも、うごきません!

そのあと、ウサギの大群がやって来て、いたずらしても

からすの群れがやってきて、ぎゃーぎゃーさわいでも・・


大風が吹いて吹き飛ばされても、
どちらもぜんぜん、ぴくりとも動きません!

すると、そこに「きつね」がやって来て、大喜び

だって、今日と明日のごちそうがだまって転がっているんですもの。

あひるとガチョウは、袋に入れられきつねの巣へはこばれちゃいます!

きつねは
おおきな鍋にぐらぐらとスープを作り、

さあさあ
「どちらから、食べようか!おなかのいうとおり」
「こっちだ!」

さあ、どっちに決めたんでしょうか?
あひると、がちょうはどうなった思いますか???

はらはらする展開ですよ〜〜

(あ、でも大丈夫、安心出来る結末です。ほんと)


次は、おばあちゃん先生の昔語り

ご自身が、小学校5年生の時担任の先生から聞いたお話だそうです。

その先生が、戦争に行くことになり、最後に語ってくれたんですって。
とても、思い出深いお話だったようです。

「ひと言葉、10両」という話し。

大石田弁で、大石田のお話を聞くと
昔本当にあったような気持ちにすっとなります。

この辺は、たくさん「昔語り」があったんだと思う。

子どももよく聞いていましたよ。

ある、男の人が50才になり「おじいさん」になったけど
自分も家族も健康で幸せなので、
「江戸」に一度行ってみたいと思い
歩いてでかけていったんだと。

そして、福島まで来てどこか泊まるところをさがしていると
ある家の前に
「ひと言葉、10両」とかかっていたんだと。

10両と言えば大金!ひと言葉で10両とはなんだろう?と
気になって、気になって、
ついにきいてしまったと。

するとひと言葉
「愛想良しにはきをつけろ」とおしえられ
10両とられてしまったんだと。

すごすご行くと、また別な家のまえに「ひと言葉10両」とあったっけと。


また、こりずにきいてしまったところ
「いそがばまわれ」と教えられたんだと・・・


江戸にいくお金の大半をつかってしまい、がっかりして
旅館にとまると・・・・


え?最後まで知りたいですか?