読み語り 4年生!

子どもが通っていた頃から、同じ小学校で朝読書の時間の「読み語り」が
今年で10年目に入った。
今日、数えてびっくり。

その間、産休中のかたなど数人がいっしょにしてくれたけど、
基本はIさんと2人、と図書の先生でやっている。

で、今回初めてPTAの「母親委員会」で保護者に呼びかけて
単発だけど「読み語り」を全学年でやる事になったんだって。
すばらしい。

それで、いつもは1、2年生だけなんだけど、
今回私も混ぜてもらって「4年生」にいったわけです。

3年生のクラスを通っていくと、
去年2年生でだった子達が、「わ〜〜、久しぶり!」と駆け寄って来てくれて
「聞いて聞いて」と女の子5人が立て笛を吹いて聞かせてくれた。
「わー、上手、縦笛もふけるようになったの??」とびっくり。


で、4年生の行くと
あら〜〜、本当に大きくなっていてまたまた感激。
ちょっと、久しぶりなので澄ましてた。

早めに行ったので、あの杉山さんの問題を出した!
あははは、うけてた、うけてた。よかった。

そして、最初に読んだのは


「どうぶつにふくをきせては いけません」
これ、おかしいよね!一番すきなのは「ニワトリはややこしい事のなるし」のページ。
子どもたちも、一番反応してたよ。

2冊目は「いいから いいから」
これは、4巻まで出てる。
このおじいちゃん、ほ〜〜んといいおじいちゃんなの。
「いいから、いいから」が口癖で、驚いたり、怒ったり、あせったりしない。
いいから、いいから!って言われたら、安心しちゃうよね。
シリーズで読みたいな。

で、メインはこれ!

やっぱ、夏は「お化け話」でしょ〜〜。
「うみぼうず」とどっちにしようかなやんだけど
「のっぺらぼう」にした!


そうしたら、なんとなんと!
ごく最近、上記のPTAの読み語りで先週だか、今週のはじめに
あるお父さんが「のっぺらぼう」を読んでくれたんだって!!

え〜〜??聞いてないよ〜〜?って感じで焦る私。
ああ、「うみぼうず」にすれば良かった!
どうする、私!後悔の渦!


そのとき、担任の男の先生が
「あ、同じ本でも大丈夫です、その本みんな好きだったから」
「な?みんな。いいから、いいから」って笑って言ってくれて
子ども達も、「うん、うん」って首をふって
「いいから、いいから」だって。

じゃあ、同じ本でも読み手が違うとまた感じも変わるし・・と
自分の活をいれて。
うんと怖く読む事にする。


以前に赤木かんこさんに
「あなたの声はホラー向き」と言われた事あるし。


そうしたらね、本当によーく聞いてくれました。


でね、先生が(毎週の読み語りでは感想とかいったりないんだけど)
「じゃあ、日直、お礼と感想の言葉を」って言ったのね。

そうしたら、日直の男の子が

「同じ本でも、読み方が違っていて、また怖くて楽しかったです」
って言ってくれたんだよね。
先生は「読み方が〜〜」って子どもが言ったとき、ちょっと「何言い出すんだ?」ってかんじで
焦っていたのが笑えた。


私は、その感想がとてもうれしかったよ。

でも、これは完全に大人のミス。
貴重な機会に、同じ本を同じ週に読むなんて。連絡し合わないとね。

慌てて、その事を図書の先生と、役員のIさんに言う。


でも、ともう一度かんがえる。
「好きな本」「面白かった本」は1度じゃなくてもいいのかな?ともね。
今回は「本の力」に助けられました。